にんにくはなぜ臭うのか?

にんにくには滋養強壮効果があり、栄養ドリンクや健康食品に利用されたり、独特の香りでさまざまな料理に使われています。
よく焼肉やにんにく料理を食べた後にガムをかんだり飴をなめてにんにくの臭いを消そうとしますが、臭いは消えません。口をゆすいでも、歯を磨いても臭いは消えません。 なぜなら、消化器官に入ったにんにくが臭いを発するからです。
にんにくに含まれる臭い物質には、どんなものがあるのでしょうか?
にんにくを食べた後の息には硫化水素、メチル・メルカプタン、ジメチル・サルファ イド、アリル・ジサルファイド、アリル・メチル・サルファイド(AMS)、アリル ・メルカプタンが含まれます。
にんにくを食べた直後に口内で最も増加するのはメチル・カプタンですが、30分後に は半分以下、3時間後には20分の1以下に減少します。
食後1時間には尿の中にほとんど含まれていません。AMSの方は、食べた直後には急に増えませんが、3時間後でも半分の量にも減らな いのです。
口内に残ったにんにくは、メチル・メルカプタンやアリル・メルカプタンなどがにん にく特有の臭いを発するが、これらはすぐ消滅します。最初に、口内に残ったにんにくからメチル・メルカプタン、アリル・メルカプタンといった揮発性物質が臭いを発するが、これらはすぐに消滅し、消化の過程で吸収・代謝されるので臭わなくなります。
アリル・メチル・サルファイド(AMS)は腸から吸収されるが、腸の細菌や内臓はAMSを代謝することができず、そのままで腸内に残っているので、息をすると消化管を上って口臭となって出てくるのです。尿や汗にもにも混じって体外に排出されます。

にんにくを食べた後に緑茶を飲むと、緑茶の成分であるカテキンの殺菌・消臭効果が働き、口臭防止効果があるようです。
歯磨きも、100%臭いを消すことはできませんが、効果が無いわけではありません。しかし、1時間後にはにんにくの臭いの元である物質は再び増加します。